パーフェクト「職業」ガイド〜ミュージシャン編〜

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    パーフェクト「職業」ガイド〜ミュージシャン編〜

    マスタリングエンジニア

    マスタリングとは「マスター」、つまりCDの原盤を作ることです。マスタリングエンジニアはCD化するときにいったん録音された音源に微調整をくわえ、ノイズやゆがみのチェックなどをおこない、完成されたマスターの品質チェックをおこないます。こうして作られた原盤がコピーされ、商品として店頭にならぶのです。

    この作業はもともと、商品化への過程のひとつにすぎませんでした。ですが、いくら録音がよくても、商品化したときの質が悪ければ売れゆきが悪くなってしまうのは目に見えています。ゆえに、現在ではマスタリングが音楽づくりの重要なポイントとして認識されるようになり、アーティストやプロデューサーがもっともこだわる部分のひとつとなっています。つまり、経験を積んだ職人や技術者といったイメージから、アーティストにより近い、どのような感性があるかというクリエーター的要素を、強く要求されつつある職業に転換しつつある存在だといえます。

    マスタリングエンジニアは、室内音響や音響機器の操作に通じていることはもちろん、そのときの音楽の流行を把握し、顧客の要求する音に仕上げる感性が重要。また、聴覚訓練をおこたらず、耳の保護にも気をつかうといった自己管理も要求されます。この職業は、録音スタジオでの作業は一般的にはおこないません。電子工学の専門知識は特に問われませんが、みずから機材を改造・製作してさらなる音質向上をはかっているケースも見受けられます。すくなくとも、機材のメンテナンスができるくらいの機械知識は必要でしょう。

    マスタリングエンジニアの特徴として、彼らの多くがスタジオと雇用関係にあることがあげられます。これは、エンジニアと部屋・機材は不可分の関係にあるため。作業スタイルによる機材の選択やカスタマイズなどは、エンジニアの権限によって大きく左右されます。新人は、一般に専門学校や大学を卒業したあと、スタジオに就職して見習いからはじめます。ですが、昨今はPCを中心とした個人作業が主流のため、アシスタントの作業量は減少傾向。各社とも新人教育の方法を模索しているようです。就職にあたっては、MIDI検定などの関連資格を取得しておくと有利となります。

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