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パーフェクト「職業」ガイド〜ミュージシャン編〜
楽器職人
「楽器職人」と聞いてみなさんがまず想像するのは、バイオリンやチェロなどの楽器を製作する人々のことだと思います。たしかに、それは彼らの仕事として代表的なものではありますが、それ以外にも、これらの楽器の調整や修理など多くの仕事があるのが楽器職人というもの。むしろ仕事内容の全体に占める割合は、こちらのほうが多いといってもいいかもしれません。単純に「楽器を製作する職業」ではなく、楽器の製作やメンテナンスにたずさわる「楽器の専門職」として理解したほうがいいでしょう。
楽器職人になるのに、特別な資格などは必要ありません。ただし、技術と音楽知識の習得が絶対に必要な職業であるため、たとえば専門の学校で学んだり、工房などに弟子入りして技術を習得するなどが必要となるでしょう。また、バイオリンについていうと、イタリアには有名な楽器製作学校があり、留学してこの学校で技術を習得してから帰国して、街で工房を開いている人も少なくないようです。バイオリンの楽器職人のタマゴたちにとっては、かの地の楽器製作の名門校に留学して技術を学ぶことが、職人としての登竜門として位置づけられているようです。
街で工房を開いた場合の客層は、非常にさまざまです。プロやアマチュアのオーケストラのメンバーが楽器を調整してもらいに持ちこんだり、新しく音楽をはじめる人が楽器を製作してもらいにきたりと、音楽に関係するいろいろな人たちの相談を受けることになるでしょう。また、工房への来客以外からの収入としては、小売店に自分が製作した楽器を持ちこむケースもあります。ほかに一般企業に就職する道もあり、たとえば楽器メーカーなどで楽器製作にたずさわる場合、初任給は15〜17万円程度であるようです。
この仕事に求められるものは、なによりも根気であるといえます。楽器製作は細かく、そして地道な作業の繰りかえし。楽器の細部にいたるまで目をこらし、楽器のもつ音色を最大限に引き出さなければなりません。最後の最後までその楽器と向きあう、気の長さと職人カタギが必要な職業です。
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