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パーフェクト「職業」ガイド〜ミュージシャン編〜
ピアニスト
大きなグランドピアノを前に、聴衆を魅了する演奏をおこなう……。だれもがすぐにイメージできる、ピアニストの活躍する姿です。しかし、ピアニストになるための過程というものは、それほど知られてはいないのではないでしょうか。
ピアニストになるために、特別な国家資格や免許は必要ありません。多くのピアニストたちは、おさないときからピアノを練習して技術を上達させ、腕をみがいています。成長してからは、試験を受けて音楽大学や芸術大学のピアノ科に入学し、大学の先生につきながら、さらに自分の技術を高めていきます。大学では、先生が生徒を選んで指導をするため、事前により高い技術を身につけておくと、入学後に有利であるといるでしょう。在学中でも、先生のつてや自分の技術と実績を活かして、さまざまなピアノコンクールに出場することができます。こうした場で優秀な成績をおさめることを繰りかえして、自分の名前を高めていくのです。
音楽大学や芸術大学を卒業したとしても、ピアノの先生としての道を歩んでゆく人も多く、演奏のみで生計を立てるピアニストとして活動する人はごく少数であるといってよいでしょう。また、権威のあるコンクールに出場して優秀な成績をおさめなければ、ピアニストとしての道は閉ざされてしまいます。プロのピアニストとしての道は、非常に競争が激しい、狭き門なのです。ピアノ教室の先生のほか、アルバイト的にレストランなどでの演奏をこなすピアニストも少なくありません。
身体的な面からいうと、てのひらが大きく、力が強いほうが、ピアノという大型楽器をあつかうという意味では有利です。また、ピアニストには、歳をとるにつれて腱鞘炎(けんしょうえん)に悩まされる人も少なくありません。華麗なイメージの強い仕事ですが、肉体的にはなかなかハードであるようです。
プロのピアニストになるのには、非常な困難がともないます。しかし、一流のピアニストともなれば、芸術家として世界的な評判を手にして大活躍できることも。狭き門ではありますが、自分の指先から音楽を生みだす魅力にとりつかれて、目指す人の多い職業です。
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